市電が走る。想いを馳せる。 ノスタルジック喫茶へ行こう
ショップ&グルメ今回は、前回の「長崎次郎書店」の続編です。
本の世界に浸った後は、以前から気になっていた2階の「長崎次郎喫茶室」へ。
実は足を運ぶのは、今回は初めて。
“喫茶室”という言葉や、国の有形登録文化財である建物の放つオーラから常連さんが顔を連ねる一見敷居が高そうな店なのかな…? とずっと思っていたのです。
“今日は行ってみるぞ! ”と意気込みながら、恐る恐る階段を覗き込むとそこにはスタッフの真心が滲み出る立て看板が目に留まりました。
まるで吹出しみたいに貼られたお客さまへのメッセージカードが温かいですね。
すぐ隣には謎かけのような看板もあり、思わず立ち止まってしまいました(答えは…何だったのでしょう。笑)
とにもかくにも“気にせずどうぞ”という意味だよね? と勇気を出して扉を開けます。
看板の温かい雰囲気と違わぬ、なんともレトロないい~雰囲気!
窓際の席はラスト1席。滑り込むように席に付きました(笑)。
吹抜けの天井に穏やかな音楽、風景を楽しむ人の笑顔に、スタッフさんの気取らない接客にひと目でファンになりました♪
ここは元々書店の事務所として使われていた場所だったとか。その眺めがあまりによかったので“より多くの方に見てもらいたい”と店主の長崎さんが平成26年にオープン。
熊本駅から市電1本でアクセスできることから、今では熊本市内外のお客さんはもちろん、熊本駅を利用する他県の観光客からビジネスマンまで、幅広い層のお客さんに親しまれているそうです。
迷わず美味しいと評判のカレーをオーダー。待つ間にゆっくり景色を楽しみます。
写真の撮り方がイマイチですが、手前に見えます赤いラインのボディが市電であります…!
こんなに大掛かりなサイフォン式の珈琲、初めて見ました!
本もたくさんあります。本が日常に根付いているからこその雑多な並べ方にも秘かに共感を抱いてしまいます(笑)。
棚から気ままに本を手に取り、思いのままの時間を過ごせてしまう「長崎次郎喫茶室」。
今度訪れたら隠れた名物「醤油ケーキ」を味わってみたいものですね。
【2017年9月の情報です】