駄菓子や縁日おもちゃが並ぶワンダーランド「むろや」
ショップ&グルメ江戸時代から続く「室屋」の屋号を引き継ぐ『玩具問屋むろや』。歴史ある店や個性的なお店が数多く点在する新町の中でも名所的存在のお店です。
にぎやかな外観。すぐわかります(笑)
4月に取材したので、店内はさまざまな五月人形でいっぱいでした
そのワケは倉庫にあり。ココは熊本の駄菓子屋さんが買い付けに来るほど駄菓子が豊富にそろい、小売りもOKという問屋。売場の脇にある倉庫へにも自由に行き来ができ、大人でもテンションが上がります♪
種類ごとに整然と並ぶ駄菓子たち
迷路のような倉庫の中を探索すると、「子どもの頃に食べてた!」「まだある!」と、懐かしの駄菓子が整然と並んでます。うまい棒、ヤングドーナツ、人参ライス、キラキラゼリー、モロッコヨーグル……。すべて30個、50個単位の箱入り・袋入りですが、箱買いしても500円、高くても1,000円台。お小遣いを気にながら買い物していた小学生とは違って、ついつい太っ腹になってしまうので注意が必要です!(笑)
スルメイカのコーナー。こんなに種類があったとは…
全部うまい棒。ほぼすべての味がそろっています(涙)
子どもたちに人気の駄菓子のツートップ、ポテトフライの“じゃが塩バター”と“おやつカルパス”。ビールのつまみにもなりますね
さらに奥に行くと、おめん、カツラ、ヨーヨー、パンチボール、提灯などなど、お祭りや縁日で見かけるおもちゃや装飾品の数々が並んでいます。
おもちゃがいろいろ
駄菓子屋さんなどプロが買い付けに来るだけでなく、個人の駄菓子ファン、子ども会や町内会の催しなどで買い物に来る人も多いそうですよ。
「おじちゃん(社長のこと)、1,000円で150円のオモチャ何個買える?」と、近所の子どもたちも学校帰りに立ち寄ってました。
大玉を作れるセットから昔ながらのものまで、シャボン玉の種類もものすごくたくさんあります
駄菓子に囲まれてしみじみとした気分に浸っていると、社長の荒井正俊さんが「古井戸を見てみない」と声を掛けてくれました。建物の外に行くのかと思いきや、駄菓子が並ぶ倉庫の一角、竹製の覆いを外したら石造りの丸い井戸が現れました。「表には手押し井戸があるよ」と社長。いろんな意味でワンダーランドなお店です(笑)。
駄菓子の棚の裏にある竹の覆いの下が古井戸です
つるべを落として水汲みもできます
昨年、設置したという手押し井戸。ポンプはまだ新品です
【2017年5月の情報です】